ローラー芯について

種々の条件下で使用されるゴムローラーはゴム質の問題もさることながら、ローラー芯の良否が最も重要であります。
すなわち、使用条件に充分耐える材料や構造でないと、重大なトラブルの原因となります。
材料としては鋼管の使用が一般的でありますが、特殊用途の場合には、ステンレス鋼、アルミニウム、プラスチックなども使用します。 特に最近では軽量化などのためにCFRP 芯が注目されています。(CFRP 芯についてはカタログ「高機能CFRP ローラー」を参照して下さい)
ローラー芯構造については、使用条件等により変わりますので、弊社担当営業スタッフに御相談下さい。

A. ローラー芯構造

代表的構造を挙げてみました。
一枚フランジ フランジ一体式 二枚フランジ 輸転式
図:一枚フランジ 図:フランジ一体式 図:二枚フランジ 図:輸転式

B. ローラー芯構成材料

ローラー芯(コアー)は、一般的には金属材料(特には鉄鋼材料)の使用が通常であります。
特に使用目的に適した材料の選択はローラー性能上重要な要素の一つであります。
次にローラー芯を構成するシャフト、フランジ、シリンダーの代表的材質を挙げてみました。
シャフト フランジ シリンダー
●炭素鋼鋼材
●ステンレス鋼
●クロムモリブデン鋼鋼材
●合金工具鋼鋼材
●アルミニウム
●一般構造用圧延鋼材
●ステンレス鋼
●アルミニウム
●ステンレス鋼管
●配管用炭素鋼鋼管(SGP)
●炭素鋼鋼材(STKM13A)(STPG、SGP等)
●CFRP 管体

C. ローラーバランス

最新の機械は高速化しつつあり、ローラーのバランスが不適当であったために生じる諸々の事故(振動、騒音、軸受け及び軸の早期摩滅、ギヤーの早期摩滅、ゴムローラーの早期損傷、機械の早期故障など)が増加しております。
これらの現象はローラー回転が上昇するにつれて、アンバランスによって生じる遠心力が急速に増加するために起こります。
これらのアンバランスを修正する基本的方法には幾種類かございますが、弊社では次の2つの方法で行っております。

静バランス(Static Balance)

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静バランスとはローラーを構成している材料の荷重分布が不均等な場合に起こる現象であります。これは左図のようにジャーナル部をナイフエッヂで支えると、重たい方が下に回るので、軽い方の側へ重さを加えるか、或いは重い方の側を軽くすることによって修正致します。

動バランス(Kinetic Balance)

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動バランスはローラーが回転している時に生じ、そのアンバランス量は同方向にローラーがふれる原因となっている遠心力として表わされます。
動バランスの修正はローラー面を360等分してアンバランス力が働いている位置で重量調整を行います。

D. その他の注意事項

ローラーバランスは非常に重要であり、弊社でローラー芯から製作する場合は使用用途に応じて静バランスをとっておりますが、動バランスについては御指定のない限りとっておりません。
高速回転での使用バランスが必要な場合は、弊社担当営業スタッフに下記の点をお申し付け下さい。

●ローラーの回転数
通常
G6.3(釣合い良さの等級)
G2.5(釣合い良さの等級)

 

●希望されるバランス量(g)
一般的フィルム紙用
(400m/min まで)
高速用
(400~1500m/min)

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